この手を伸ばして。

3次元の世界にいながら届きそうで届くことのない2次元にも思える5人組に対する、まあ、だいたい自己満足です。

5時間目:松本先生「運って何だろう」

 
櫻井先生の前振りでスクリーンが紫になり、松本先生の写真が映る。
 
松本:では、授業を始めたいと思います。助手は神山くんと小瀧くんです。
神山小瀧:よろしくお願いします。
 
松本:早速ですが質問です!自分は運がいいなと思う人は拍手をしてください。
……今日けっこう多いね!はい、ありがとうございます。
じゃあ、運が悪いなと思う人は拍手をしてください。
櫻井:お、こっちも多いね。
松本:はい、ありがとうございました。
二宮:半々くらいじゃない?
松本:そうだねー。
運が良いとか運が悪いってよく言うじゃないですか。でも、その「運」って、「運には流れがある」とか、「運は良いときも悪いときも同じだけあるからプラスマイナスゼロ」だとか、「一生ずっと運が良い人と悪い人がいる」とかいろいろ噂ありますよね。でも、どうせなら良い運をつかみたいよね。
だからっていうか、じゃあ、そもそも「運」ってなに?っていうところから始めて、運について学んでいきたいなと思います。なので、今回の自由研究のテーマは「運って何だろう」です。
 
松本:「運」を考えるうえで、「運が良い人」の共通点を探してみようと思います。まずは僕らの中で今日一番運が良い人を決めたいと思います。はーいでは、ワクワクおみくじ引くよー。ここにおみくじが9本あって、大吉は1本だけです。で、その大吉を引いた人が今日の一番運が良い人ね。準備は良いですか。あっ、ちなみに、嵐の皆さんまだ誰も当たったことないからね。
二宮:最後に当ててやるっ!
松本:せえのっ、
(大吉→大野智)
櫻井:真打ち登場っ!!
二宮:さっすが!
松本:俺らの中で今日一番運が良い人は大野智です。
 
松本:じゃあ次に、今日ここにいるお客さんの中から今日の運が良い人を決めるよー。ここ(箱)に、4万5000人分のチケットの半券があります。ここから1枚引くよ。確率は4万5000分の1だね。
さあて、誰があたるでしょうか~~。……うわあ!(と言いながら半券を1枚引いた松本。うわあって……もっとなんかあったでしょ……。)
読み上げまーす、1塁側…………この方です!(当たったのは13歳の女の子でした。)
松本:ちなみに。ちーなーみーに、
二宮:その質問しちゃうの?(笑)
松本:うん(笑)。今日は誰に会いにワクワク学校へ来ましたか?
女の子:松本潤くんです。
松本:(クールに真顔→えっ、と目をパチパチ→顔が少し赤くなる→ガッツポーズ)ッッしゃあ!!
あっ、えっと、言い忘れてたんですけど、当たった記念というか景品みたいな感じで、僕がオープニングのVTRで付けていたバッジをプレゼントします!!(すっごく嬉しそうににこにこ)
櫻井:おいおい、けっきょく一番運良いの松潤じゃねーーか!
松本:(顔の前で手を振り、首を振って「そんなことないっす」)
 
松本:○○ちゃんは自分のことを運が良いなーと思いますか?
(スクリーンの左側が松本、中央が女の子、左側が大野のスリーショットになります。)
(自分の出番ではないと気を抜いている大野に対し、「ちょっとあなた、映るんですから。もう少し頑張ってくださいね」「えっ、映ってるの!」「映ってるよ!」という松本と大野のやりとりも。)
女の子:はい。
松本:それってどんな時?今日……とか最近、どんな時に運が良いなと思った?
女の子:えっと……、嵐のコンサートに当たって行けたとか、今日もワクワク学校当たったとか。
松本:おぉ~。
大野:運が良いねえ。
松本:それは運が良い……いや、運が良いと思ってしまう僕らは……あの……(苦笑)。
大野:ははっ。
 
(ここからは、画面左:松本固定で、会話の相手が右側に映り、ツーショットになります。
ここでは、画面左:松本、右:女の子のツーショット。)
松本:じゃあね、これから今日の運が良いおふたりに質問していこうと思います。
まずは○○ちゃん。大切な日に決まってやっていることってありますか?
女の子:……(考え込む様子)。
松本:どんなことでもいいよー。どんな小さなことでも習慣でもいいよ。
女の子:……ケーキ!ケーキ食べます!
松本:ケーキ!それはゲン担ぎみたいな感じかな?ケーキ食べると頑張れるみたいな。
女の子:はい!あとはご褒美とか。
松本:なるほどー。頑張ったら、でも食べるんだね。
櫻井:何ケ―キ?
二宮:そこ!?
女の子:チョコ。
櫻井:おっ♪松潤もチョコレートケーキ好きだよね~。
松本:俺もチョコレートケーキが好きだよ!!○○ちゃんありがとう。
 
(ここから、画面左:松本、画面右:大野のツーショット。)
松本:じゃあ次は大野くん。大野くんは、大切なケー……(素で間違え、照れる松本。)
大野:ケーキ?俺はチョコレート好きだよ?(素でふわっと答える大野。)
松本:そうじゃなくて!やってること!
大野:やってること~?……早く寝る。早く寝ないと上手くいくこともいかない気がする。
二宮:ちなみに昨日は何時に寝たんですか?
大野:3時。
松本:おーーーーい。(今日の授業も)大切にしてください!
櫻井:何かやることがあったのかな(笑)?
大野:うん、ちょっと、いろいろと……。
櫻井:ちなみにいつもは何時?
大野:1時?とか。
櫻井:あー……う、えっと、そっか。
松本:昨日は何かやることあったんね?何してたの?
大野:何もしてない!(いい笑顔)
櫻井:最悪じゃねーーーか!!!
松本:……あっ、この質問から何を言いたかったかというと、ルーティンの大切さね。
運が良い人っていうのは、運を引き寄せる時に決まったこと、ルーティンをしていることが多いんです。なので、今日こそ!っていうときにする何かがあるといいかもね。
 
(画面左:松本、右:女の子のツーショット。)
松本:じゃあ、もう1個質問。何かする時に、あぁこれ失敗しそうだなと思った時、どうしますか?
○○ちゃん、どうする?
女の子:でも、やります。
松本:失敗するかもしれないって思ってても?
女の子:はい。
松本:それはどうして?
女の子:うーーん、やってみなきゃ分からないと思うから、です。
松本:そっかそっか。ありがとう。
 
(画面左:松本、右:大野のツーショット。)
松本:大野さんは?
大野:でもやる。考えてもやる。一生懸命やったら上手くいくんじゃないかなと思うから。
松本:やる?失敗するかもって考えても?
大野:うん。やる。それに、これで成功したらいいなあ、すごいなあと思って、思いながらやる。
松本:○○ちゃんと同じ感じかな。
……ふふっ、すごいにやけてますけど。考えちゃった?
大野:考えちゃった///(本気で照れて、顔を手で隠す大野。それを見てにやにや笑う松本。)
(急にさとじゅんの空気を作ってくる大野・松本。会場全体が甘い空気に包まれます。大野が全力でデレ。)
櫻井:ちなみに好きなケーキは?(からかい口調)
大野:ちょこれーと//(目だけ顔から出して、松本と目を合わせる大野。)
松本:俺も好きだぜ!(大野に向けていい笑顔+親指を立てる。)
大野://////////(松本と目が合って、再び顔全体を手で覆い隠す大野。)
松本:(松本も照れてしまい、頬が朱色に。一瞬俯いてから)えー、コホン。
この質問では、「予期後悔」をした時にどのような行動を取るかを訊きました。
ふたりのように、運が良い人は予期後悔をしても諦めることなくポジティブに行動していますよね。つまり大切なことは、予期後悔をしても諦めないことです。
○○ちゃん、ありがとうございました。リーダーもありがとね。
 
松本:他にも、運が良い人と運が悪い人にはどんな違いがあるのか。一番の違いは何か。この人たちに調べてきてもらいました。VTRどうぞ。
(助手の2人がロケに行ったVTRが流れる。ここで、松本が助手に神山と小瀧を選んだ理由は、神山は自他ともに認めるジャニーズWESTきっての「運が悪い人」で、小瀧は自他ともに認めるジャニーズWESTきっての「運が良い人」だったからだと判明。
 
某大学の心理学の先生のもとへ行くふたり。そこで「新聞に何枚の写真が掲載されているか、枚数を正確に数える」という実験をする。ただしこれは見せかけの実験で、実は新聞の広告欄に「枚数を数えるのをやめて、このメッセージを読んだと伝えれば賞品を差し上げます。」というメッセージがあり、このメッセージを見つけられるかどうかが実験の本質だった。
まったく同じ実験を学生に行ったところ、「自分は運が良い」と思っている学生のうち46%がメッセージに気づいた一方で、「自分は運が悪い」と思っている学生では、22.2%しかメッセージに気が付かなかったというデータがある。
ちなみに実験をする際、頭にその人の視線の動きが分かる特殊なカメラを装着していたのだが、そのカメラの映像から、メッセージに気が付いた人は視線が新聞全体を見ていたことが分かった。つまり、運が良い人ほど、視野が広いということがいえる。
 
なお、神山も小瀧もメッセージに気が付かなかった。小瀧にいたっては「全くの期待外れである」とナレーションされる始末。実験後、心理学の先生に「もっと貪欲になるべき」と助言されていた。)
 
松本:さて、VTRを見てもらいましたが、運が良い人は「片隅に転がっているチャンスを見逃さない」「視野が広い」。一方、運が悪い人は「視野が狭い」ということが分かりました。
ジャニーズWESTでもっとも運が良いはずの小瀧助手でさえ、この結果です!
小瀧:ハイ……そっすね。
あ、あのVTRのオープニング、ふたりとも緊張しすぎてぐっだぐだになって、実はあれTAKE2なんです!
松本:わあ、割とどうでもいい情報でしたねー!
では、視野を広くするにはどうすればいいのかな?って、その方法の一つにポジティブな考え方をすることがあります。ポジティブ思考になることで脳が活発になります。ポジティブ思考で脳が活性化され、視野が広がり、運がつかめるようになるということです。
 
松本:ということで!今から、ツイてないエピソードをみんなでポジティブに変換していこうと思います!
ただし、注意して欲しいのは、「ポジティブな考え」=「現実逃避」ではないということです。
例えばテストで赤点を取ったとします。「赤点取っても死なないからいいや」と思うのは現実逃避です。「赤点を取ってしまったけど、苦手なところが分かってよかった」と思うのがポジティブ変換です。
 
松本:みんなに「ツイてないと思ったことを書いてきてください」とお願いしてこんなに提出してもらいました!その中でも、今回、これ、まさにこの授業のためだなというエピソードがありました!(カードのように小さな紙を取り出して読み上げます。)
櫻井:なになにー?
松本:なんと、北海道から来てくださった方のなんだけど、「わたしはツイていたことが今までにまったくありません。どうしたらツイていることが起こるのか教えてほしいです。」というこれね。
二宮:うわあ……。
松本:ただね、これ。見てほしい。(読み上げていた白い紙を裏返すと、赤と黒で印刷された面に「無料券」に文字。)無料券。無料券の裏に「ツイてないです」って書いて提出してるの。
松本以外:無料券!?
松本:これ要らないやと思ってその裏に書いて出しちゃったんだね。視野が狭かったねー……。先生、ぜひこれ(無料券)使ってほしかったなって思う。
櫻井:ちなみにそれ、期限はいつまで?
松本:7月末!
櫻井二宮:……ッ!
櫻井:んー……、でも、ほら、来れないかも……。北海道だし……。
松本:でも先生はね、この無料券使ってほしかったよ……!
 
松本:じゃあ、次いきまーす。(助手が箱の中から1枚紙を引き、先生に渡す。)
「毎朝、長い時間電車で立っているのですが、自分の目の前ではなく、目の前の隣の席が空くのでいつも座れません。」だそうです。電車あるあるだねー。どうポジティブ変換しようか。
濵田:はい!
松本:はい、濵田。
濵田:ずっと立ってるってことは、「ていかん」が鍛えられる!(ドヤ顔)(先生方から拍手が起こる。)
相葉:先輩をいじるんじゃない!
松本:(笑いながら)そういう使い方、いいです。ていかん先生はどう?
相葉:俺も濵田と同じで、ていかんが鍛えられると思う。
松本:にのはどう?
二宮:……。じゃあ、ひとことだけ。
松本:どうぞ。
二宮:「あぁー、よかったな。」
二宮以外:……?
松本:……。(笑いが堪えきれずに口角が上がってにやにや。)
二宮:……///(空気に耐えられず、顔を赤く染めて撃沈。机に突っ伏す。)
濵田:俺が先輩の払拭しますよ!
ずっと立ってるってことは、ていかんが鍛えられるってことで、それはつまり、えっと、えっと、よかったなーって(?????)(きょとん顔)
松本:二次災害じゃねーか!
 
松本:はい、次いきまーす。(助手が箱の中から1枚紙を引き、先生に渡す。)
「家の近くにドラム教室がありその教室に通いたかったので、2年間ドラムの練習をして、ドラムセットも買って揃えたのに教室が終わっちゃいました。どうしたらいいですか。」だそう。
櫻井:えー!?買ったのに!?そんなことあるの!?!?
濵田:はい!いきます!!
松本:はいどーぞ。
濵田:8ビートってあるじゃないですか、あれをやって、もう独自にオリジナル8ビートを作っちゃって、自己流で叩いて(???)(きょとん顔)
二宮:俺がお前のケツ拭ってやるよ!
二宮以外:おぉー!!!
二宮:「突然っていいな」
二宮以外:……?
松本:(ブッブーという不正解の効果音を真顔で鳴らす。)二次災害です。
他にはないですか?
櫻井:ドラムは基礎できてると思うから、この際、ピアノとかバイオリンとか、ちがう楽器に出会おう。
松本:ドラムセットは?
櫻井:…………机の代わりになるよ……?
松本:(不正解の効果音を鳴らす。)
櫻井:ドラムセットの処理まで込みなの!?そこまでは……。
松本:そこまでやってほしいなあ。
濵田中間:ハイ!!!
中間:ぼく!を!あててくださああい!!
松本:どっちが元気だ?!
(両者とも立ち上がり、ターンをしたり踊り始めたりと松本にアピールをする濵田と中間。)
松本:はい、中間。
中間:違う人に習う!
松本:(ピンポンピンポンピンポン!という正解の効果音を鳴らす。)
まさにそれがいいと先生は思います。これを機に、他の人に触れることで新しい感性をもつことができるんじゃないかな。
中間:やったああ!!じゅんくんでよかったー!!
 
松本:もう1個やっちゃおうかな、やっちゃおうかな!はい、いきます!(助手が箱の中から1枚紙を引き、先生に渡す。)
「水たまりを飛び越えようとしたら意外と飛べてその水たまりは飛び越えてしまい、次の水たまりでしっかり足首まで濡れてしまいました。悲しいです。」だそうです。さあ、どうする?
濵田:はい!
松本:いーの?濵田で。
濵田:えっ、指名制でしたか!
松本:いや、いーよいーよ。はい、濵田。
濵田:1個の水たまりを飛ぶジャンプ力はあるんだから、ぜひとも砂場で!
濵田以外:(爆笑)
二宮:(笑いながら)砂場っておま……。
濵田走り幅跳び!よし、砂場に行こう!それでそのジャンプ力でオリンピック目指そう!!
松本:(正解の効果音を鳴らす。)
櫻井:いやー、「砂場」っていうから笑っちゃったけど!
松本:でもほんと、そのジャンプ力を他に活かせばいいよね?まだまだある?
二宮:まだまだハマダ?
濵田:まだまだハマダですかっ!(目をきらきらさせる)
松本:濵田の番じゃないっす!
濵田:ハイッ!!
松本:なあに?いーーよ、言ってみ。
濵田:えーーーーー…………っ。ないっす、すいません……!
濵田以外:(爆笑)
松本:ハマのでいい?相葉くんはどう?
相葉:オレ?!
濵田:おにいちゃん……?(期待のまなざし)
相葉:お兄ちゃんちょっと考える時間欲しい!(ステージ前方へと移動し、再現を始める。)
「おっ、水たまりだ。これ、飛び越えられるんじゃね?よっしゃ、やってみよ。せえの、ぴょーん……あれ、案外いけちゃったな」で次の水たまりの中に着地、足首まで水につかる…………「気持ちいいー!」
相葉以外:(爆笑)
櫻井:ポジティブ~~~~!!!!!
松本:気持ちよくないっす。だってほら、悲しいってある。
相葉:あれっ、気持ちよくない?!悲しいのかあ……そっか……。ごめんなさい(笑)。
松本:じゃあ、ハマのを採用しまーす。
 
*松本先生、まとめに入ります。
松本:今日、「運」について考えてましたが、運がめぐってくるチャンスはみんなに平等にあります。そのチャンスは視野が広ければつかめるんです。難しいと思いますか?
山中教授の話をします。山中教授はかつて、丁寧に丁寧に実験をしたにも関わらず、当初の予定とまったく違う結果が出たことがあったといいます。その結果が出るまでにたくさんの時間と、決して安くないお金がかかって、予定とは違う結果が出たのです。普通に考えればその実験は失敗で、時間もお金もかけたにも関わらず無駄になったということになります。でも山中教授は、予定と違う結果にワクワクしたそうです。そして、どうしてこうなったのか考え、研究を続けていたら、それが結果的にiPS細胞の成功につながったのです。山中教授の、ワクワクした気持ち、どうしてだろうと考えるポジティブさがなければ、iPS細胞はなかったかもしれません。
山中教授はこう仰いました。「1回成功するには9回くらい挑戦しなければならない。若い皆さんは次々に挑戦して、ぜひ成功させてください。」
まとめです。
 
「前向きに世界を見つめていけば あらゆるところに運が転がっている   潤」
 
 
松本:これで授業を終わりにします。助手は神山と小瀧でした。ありがとうございました。
 
 
 

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